クマ取り整形は、目元の印象を明るく若々しく変えるために効果的な施術です。 ただし、施術後には「ダウンタイム」と呼ばれる回復期間があり、腫れや内出血などの症状が一時的に現れる可能性があります。
クマ取り整形のダウンタイムによって、仕事や学校に影響があることを心配している方もいるのではないでしょうか。
この記事では、クマ取り整形のダウンタイムが続くおよその日数を解説します。また、ダウンタイムを最小限に抑えるポイントも紹介します。クマ取り整形のダウンタイムが気になって施術が受けられていなかったという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
クマ取り整形のダウンタイムに現れる症状
クマ取り整形のダウンタイムでは、いくつかの症状が現れます。主な症状は、以下の4つです。
- 目の下の腫れ
- 内出血
- 血混じりの涙
- 痛み
症状の現れ方には個人差がありますが、事前に把握しておくと症状が現れても対処しやすくなるでしょう。
目の下の腫れ
クマ取り整形の中でも、経結膜脱脂術やハムラ法などを行った場合は、目元周辺が腫れる可能性があります。 腫れは術後1〜2日目にピークを迎え、1週間程度で徐々に収まります。腫れを軽減するためには、術後すぐに冷却をするのが効果的です。
ただし、術後2週間以上腫れが続く場合は、感染症や炎症を起こしている可能性が高いです。なかなか腫れが引かないときは、クリニックに連絡して医師に相談しましょう。
内出血
施術後は、目の下に内出血が起こる可能性もあります。これは、施術中、血管に小さな傷がつくことで発生します。内出血は青紫色や黄色に変化しながら、2〜3週間ほどで自然に消えていきます。
また、内出血の現れ方には個人差があり、症状が出ない人もいれば黄色で目立ちにくい人、赤色や青色になり目立つ人などさまざまです。皮膚が薄い方や色白な方は特に目立つ傾向にあります。
内出血の多くはマスクやメイクで隠せます。皮膚を切らないクマ取りであれば、施術翌日からメイクが可能です。
血混じりの涙
経結膜脱脂術などの施術では、一時的に血が混じった涙が出ることがあります。下まぶたの裏側を切開後、傷口は縫合されますが、切開部分の傷が癒える過程でこの症状が起こりやすいです。
まぶたの裏側である粘膜の回復力は早く、血混じりの涙は通常1〜2日程度で収まります。そのため、特別な処置は必要ありません。 ただし、出血が続いたり、目が見えにくかったりする場合は、早めにクリニックに相談してください。
痛み
クマ取り施術中は麻酔を使っているため、一般的に痛みは感じられません。しかし、麻酔が切れると、痛みを感じる可能性があります。
まぶたの裏側を切開しているため、施術後1〜2週間程度は眼球を動かすと痛みが出る場合があります。また、目の周りを押さえると痛みを感じる可能性も高いです。
痛みをできるだけ早く抑えるためには、施術後は安静に過ごすことが大切です。また、過度に刺激を与えたり、目の擦りすぎたりしないようにしましょう。施術後は痛み止めが処方されるため、必要に応じて服用してください。
クマ取り整形のダウンタイムの期間はどれくらい?
クマ取り整形のダウンタイムの期間は、施術方法や個人の体質によって異なります。ここでは、以下の施術のダウンタイムの期間を解説します。
- 経結膜脱脂術は1週間程度
- 経結膜脱脂術+脂肪注入は1〜2週間程度
- 裏ハムラ法は2〜3週間程度
- 表ハムラ法は4週間程度
それぞれ詳しくみていきましょう。
経結膜脱脂術は1週間程度
経結膜脱脂術は、下まぶたの裏側から切開したうえで脂肪を除去するため、外側には傷跡が残らないのが特徴です。この施術では腫れや内出血が極力抑えられ、ダウンタイムは約1週間程度です。
術後1〜2日は軽い腫れを感じることがありますが、日常生活に支障をきたすほどではありません。施術の翌日からはメイクも可能となり、比較的早く回復する施術として人気があります。
経結膜脱脂術+脂肪注入は1〜2週間程度
経結膜脱脂術に脂肪注入を組み合わせた施術は、ダウンタイムがやや長くなる傾向にあります。目元の脂肪を除去するだけでなく、注入することでくぼみを改善して自然な目元が仕上がります。ただし、腫れがやや強く出る可能性が高いです。
ダウンタイム中は、脂肪が定着するまで安静にすることが大切です。術後1週間ほどで腫れは軽減し、2週間目はほとんど気にならなくなるでしょう。
裏ハムラ法は2〜3週間程度
裏ハムラ法は、下まぶたの裏側から脂肪を除去するだけでなく、必要に応じて脂肪を移動させる施術です。ダウンタイムは約2〜3週間です。目元にふくらみとへこみの両方ある方に向いています。
まぶたの裏側を切開するため、皮膚の表面は傷つかないのが特徴です。しかし、経結膜脱脂術よりも施術が複雑になるため、ダウンタイムは長い傾向にあります。施術後は腫れや内出血が比較的出やすいですが、約1週間でピークを過ぎ、徐々に落ち着いていきます。
期間中は目元に負担をかけないことを心がけ、患部を冷却したり、紫外線対策をしたりなど、アフターケアを徹底すると良いでしょう。
表ハムラ法は4週間程度
表ハムラ法は、下まぶたの皮膚を切開して余分な脂肪と皮膚の両方を除去する方法です。目元のふくらみやへこみに直接アプローチできるため、バランスの取れた目元が叶います。特に目の下のたるみが気になっている人が、仕上がりに満足しやすいです。
ただし、クマ取り施術のなかでもダウンタイムが最も長く、1ヶ月程度はかかります。また、下まぶたの表面を切開するため、傷口が目立つ可能性もあります。切開した後は傷口を縫合しますが、一定期間が経つと抜糸も必要です。
施術後は医師の指示を守り、紫外線ケアなど必要な手入れを行いましょう。
クマ取り整形のダウンタイムを最小限に抑えるための過ごし方
ここでは、クマ取り整形のダウンタイムを最小限に抑えるための過ごし方を紹介します。クマ取り整形後のダウンタイム期間の注意点は以下のとおりです。
- 目の周りの摩擦を減らす
- アイシングして目元を冷やす
- 紫外線対策をする
- 目を休める
- 枕を高くする
- クリニックの注意事項を守る
上記のポイントを実践することで、回復が早まり、ダウンタイム期間の短縮が期待できます。
目の周りの摩擦を減らす
クマ取り整形後のダウンタイム中は、目の周りの摩擦を減らし刺激を与えないようにしましょう。目元はもともと皮膚が薄く、繊細です。さらに、術後は傷口もあるため、目の周りをこすってしまうと腫れや内出血が悪化するのにつながります。
洗顔やスキンケアの際は、目元をこすらず、優しく触れるようにしましょう。また、クレンジングや洗顔料は刺激の少ないものを選ぶと目元への負担を減らせるのでおすすめです。
術後1週間程度は、アイメイクを控えるようにしましょう。目元を擦らないように意識することで、傷口の回復がスムーズです。
アイシングして目元を冷やす
クマ取り整形後に起こる腫れや内出血を軽減するためには、目元を冷却するのが効果的です。 目元には血管がたくさん集まっているため、患部を冷やすことで血管が収縮して止血を早める効果が期待できます。
また、炎症によって熱を帯びる場合もあり、冷やすこと痛みの緩和につながります。アイスパックや冷却ジェルを使用し、患部を優しく冷やしましょう。
ただし、施術したところを直接アイシングすると、感染症を引き起こす可能性もあるため、傷口を避けて冷やすようにしてください。また、直接アイシングするのではなく、薄いタオルやガーゼを挟むようにしましょう。
紫外線対策をする
紫外線は、施術した箇所の色素沈着や炎症を引き起こす原因になります。 特にダウンタイム中は、目元の紫外線対策を徹底することが大切です。 外出時には帽子やサングラスを活用し、目元には低刺激の日焼け止めクリームを優しく塗布するのがおすすめです。
紫外線対策は術後の回復を助けるだけでなく、施術の仕上がりをより綺麗にするためにも重要です。
目を休める
目を使いすぎると、腫れや内出血が悪化する可能性があります。眼球を過剰に動かし続けると、傷口の回復も遅くなります。
クマ取り整形後は、 スマートフォンやパソコンの長時間使用を控え、できる限り目を休めることを心がけましょう。 また、読書やテレビ鑑賞も、目を酷使しない範囲で行うことが大切です。
しっかりと目を休めることで、傷の回復を早めるとともに、施術後の目元の負担も軽減できます。
枕を高くする
睡眠時の枕を少し高くすることも、ダウンタイムの短縮につながります。枕を高くすることで血液やリンパの流れが促進され、腫れを軽減する効果が期待できます。
また、うつ伏せで寝るのは控え、仰向けの姿勢で寝ましょう。目元が下になることで、重力によって血液が下方に溜まり、腫れや内出血が長引く可能性があります。仰向けに寝ることで、目元を圧迫することや摩擦しないで睡眠をとれます。
日中もできるだけ体を起こし、目元に血液を溜めないように過ごすことが大切です。
クリニックの注意事項を守る
クマ取り術後のケアの方法や過ごし方は、クリニックから詳しい指示が出ます。クリニックで出される主な注意事項は、以下のとおりです。
- コンタクトやアイメイクはおよそ1週間後から
- 激しい運動や飲酒はおよそ2週間後から
- まつ毛エクステやパーマはおよそ1ヶ月後から
これらを守ることで、ダウンタイム中も傷口の悪化を避けられるでしょう。
コンタクトやアイメイクはおよそ1週間後から
一般的に、クマ取り整形の施術後は、1週間程度コンタクトレンズやアイメイクを控えるよう指示されます。これは、目元への負担を軽減し、施術箇所の回復を早めるためです。
アイメイクをしたりコンタクトを装着したりすることで、施術箇所に細菌が入ってしまい、感染症を引き起こす可能性もあります。クリニックが指示した期間はアイメイクを控え、メガネで過ごしましょう。
激しい運動や飲酒はおよそ2週間後から
クマ取り整形の施術後、2週間程度は激しい運動や飲酒は控えましょう。運動や飲酒は血行を促進するため、腫れや内出血を引き起こす原因となります。
また、激しい運動では、目に力が入るかもしれません。目にぎゅっと力が入ると、傷の回復が遅れる原因になります。もしも、運動を行う場合は、軽いストレッチやウォーキング程度にとどめましょう。
まつ毛エクステやパーマはおよそ1ヶ月後から
まつ毛エクステやパーマは、クマ取り施術後1ヶ月以上経過してからにしましょう。なぜなら、まつ毛エクステやパーマに使用する薬剤やグルーが炎症の原因になる可能性があるからです。施術箇所に刺激を与えるため、完全に回復してから再開するのが安全です。
通常であれば術後1ヶ月程度で再開可能ですが、不安な場合はクリニックに相談しましょう。
クマ取り整形のダウンタイムを減らすためのクリニックの選び方
ダウンタイムをできるだけ短くするためには、クリニックの選び方も重要です。クリニックを選ぶ際には、以下のポイントを確認しましょう。
- 実績が豊富な医師か
- カウンセリングを丁寧にしてもらえるか
- アフターケアに対応しているか
それぞれのポイントを解説します。
実績が豊富な医師か
目元はデリケートで、施術には繊細な技術が必要です。そのため、実績が豊富で技術力が高い医師を選びましょう。経験豊富な医師は、切開や縫合をきれいに仕上げてくれます。傷口がきれいに縫合されていれば、傷の治りも早まるでしょう。
過去の症例写真や口コミを参考にすることで、仕上がりの自然さや医師の技術を確認できます。予約前に公式サイトに症例写真が載っていないか確かめておきましょう。
カウンセリングを丁寧にしてもらえるか
理想の目元に仕上げるためには、カウンセリングで医師と仕上がりのイメージを擦り合わせることが重要です。また、目元の脂肪量やつき方には個人差があるため、カウンセリングによって状態を把握してもらいましょう。
希望を親身に聞いてくれるか、目元をよく診察したうえで施術内容の説明をしてくれるかなどを確認することが大切です。また、質問や不安にも真摯に対応してくれるクリニックを選ぶと、安心して施術に臨めるでしょう。
アフターケアに対応しているか
術後のケアやトラブルに対応できるクリニックを選ぶことも重要です。アフターケアが充実しているクリニックでは、万が一の際にも正しいサポートが受けられます。
また、クリニックによっては、24時間サポートをしています。急な変化が起きた際にも、素早く対処してもらえるため、不安感が強い方は24時間サポートがあるクリニックを選ぶと良いでしょう。
まとめ
この記事では、クマ取り整形のダウンタイムにかかる期間を解説しました。クマ取り整形のダウンタイムは、施術方法や個人の体質によって異なります。
施術後は施術箇所を擦らないようにして、紫外線を浴びないようにすることが大切です。また、術後の経過を良くするためには、実績数が豊富な実力ある医師に施術してもらうことも重要です。
理想の目元を手に入れたい人は、ダウンタイムの過ごし方にも気をつけましょう。術後に丁寧にケアをすることで、仕上がりの満足度がさらに高まります。