「目の下のたるみを取りたいけれど、失敗したら取り返しがつかない気がして踏み切れない」。カウンセリングでもっとも多くいただくご相談の一つです。実際、目の下のたるみ取りで後悔される方の多くは、施術そのものよりも「自分のたるみのタイプに合わない術式を選んでしまった」ことが原因です。
目の下の治療には、脂肪を取る「脱脂」、脂肪を移動させる「ハムラ法」、脂肪を足す「脂肪注入」があり、たるみの正体によって適した組み合わせが変わります。本記事では、それぞれの違いと、後悔しないための選び方を院長監修で解説します。料金とダウンタイムは当院の実数を掲載しています。
動画でも「クマ取り(目の下の脱脂)」を解説しています。 文章より動画で知りたい方は、まずこちらをご覧ください(院長解説)。
目次
目の下のたるみ取りで「後悔した」と感じる3つのパターン
まず、どんなときに後悔が起きるのかを知っておきましょう。当院に他院修正のご相談で来られる方の訴えは、おおむね次の3つに集約されます。
1. 脱脂だけ受けて、目の下が凹んだ
ふくらみの原因である眼窩脂肪を取ったものの、もともと頬との境目に凹み(くぼみ)があった方は、脂肪を取ることで凹みがかえって目立ちます。「クマは薄くなったのに、疲れて見える」と感じるのはこのケースです。
2. たるんだ皮膚が残り、小じわが増えた
40代以降で皮膚の伸びが強い場合、脂肪を取るとその分だけ皮膚が余り、ちりめんじわやたるみとして残ることがあります。脂肪の問題と皮膚の問題を分けて考えなかったことが原因です。
3. 脂肪注入でしこり・凸凹が出た
目の下の皮膚は非常に薄いため、注入量や注入する層が適切でないと、しこりや凸凹が目立つことがあります。注入は「足せばよい」という施術ではなく、量と層の設計が結果を左右します。

目の下は「ふくらみ」と「くぼみ」が同じ人の中に混在しています。ふくらみだけを見て脂肪を取ると、くぼみがそのまま残って、たるみのように見えてしまいます。だから当院では、脱脂を提案するときに必ず「取った後に何が残るか」までお話ししています。
クマ取りは「公表する芸能人」が増えるほど身近な施術になった
かつて美容整形は隠すものでしたが、目の下の治療はいま、ご本人が経過ごと公開する時代になっています。
宮迫博之さんは2021年6月、自身のYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」で、子どもの頃から遺伝的にあった目の下の深いクマを取る手術を、カウンセリングから術後の腫れまで公開しました。術直後は本人が「殴られたんか」と笑うほど腫れましたが、1週間後の報告動画では落ち着いてきた様子を伝えています。
術後1週間の経過は続編の「【ご報告】整形の予後と、今後の見通しについて」(2021年7月4日)で本人が語っています。
こうした公表が増えたことで「クマ取りは特別な人の施術ではない」と感じる方が増え、当院でも20代から60代まで幅広い年代の方が受けられています。ただし、ここで大切なのは、宮迫さんの例でも術直後は大きく腫れ、落ち着くまで数週間かかっているという事実です。誰が受けたかではなく、自分の目の下に合った術式を選び、ダウンタイムを正しく見積もることが後悔を防ぎます。
※本節はご本人が公開された動画を紹介するもので、施術を受けた医療機関や術式の優劣を示すものではありません。
公表されている「クマ取りで後悔した」事例から学べること
美容医療の失敗は、ご本人が公表しない限り表に出ません。そのなかで、家族系YouTubeチャンネル「むに男」のYoshimiさん(むにママ)は2024年7月、クマ取り手術を受けた後に目の周りに深いしわが出て、修正治療を受けても十分に改善せず、5年以上たっても残っていることを、注意喚起として動画で公表しました。動画の説明欄には本人の言葉として「美容医療は悪い事ではありません。ただ、相応のリスクが伴います」「信頼のおける場所で受けて頂ければ」と添えられています。
その後の経過は「【整形失敗】クマ取り治療で悲惨な目に遭ったむにママのその後について」(2024年9月20日)で報告されています。
この事例から読み取れるのは、目の下の治療は「一度取った脂肪は戻せない」不可逆な施術であるということです。ふくらみを取った後に凹みやしわが出るリスクは、術前の診断でかなりの部分が予測できます。だからこそ、どの術式を選ぶかが後悔を分けます。
※本事例はご本人が公表された内容を出典とともに紹介するもので、特定の医療機関や術式を評価するものではありません。
目の下のたるみ取り4つの術式を比較
| 術式 | 何をするか | 向いている人 |
|---|---|---|
| 経結膜脱脂(クイッククマ取り) | まぶたの裏側から眼窩脂肪を除去 | ふくらみが主体で皮膚のたるみが少ない20〜40代 |
| 脂肪注入(併用) | 太ももなどから採取した脂肪を目の下の凹みに注入 | くぼみ・黒クマ・脱脂後の段差が気になる方 |
| 皮膚切開(目の下のたるみ取り・表ハムラ法) | 皮膚を切開して余った皮膚を切除。必要に応じて脂肪除去を併用 | 皮膚のたるみ・しわが強い40代後半以降 |
| 裏ハムラ法(経結膜脂肪移動) | まぶたの裏側から脂肪を凹みへ移動させる | ふくらみとくぼみが隣接している方 |
当院では、クイッククマ取り(経結膜脱脂)・脂肪注入・目の下のたるみ取り(皮膚切開)を中心に、ふくらみとくぼみが混在する方には脱脂と脂肪注入の併用で対応しています。
経結膜脱脂(クイッククマ取り)
まぶたの裏側の結膜に小さな穴をあけ、ふくらみの原因になっている眼窩脂肪を取り除く方法です。皮膚を切らないため傷が残らず、当院では施術時間20分程度、腫れや内出血は数日で消失します(個人差あり)。
ただし、この術式で解決できるのは「ふくらみ」だけです。皮膚のたるみやくぼみには効かないため、それらが混在している方は次の術式との組み合わせを検討します。
出血をほぼゼロに抑えてダウンタイムを短くする当院の脱脂の考え方は、こちらの動画で解説しています。実際の症例動画もあわせてご覧ください。
脂肪注入
ご自身の太ももなどから採取した脂肪を、目の下の凹みに注入します。ヒアルロン酸と違ってアレルギーの心配がなく、定着すれば長期間効果が続きます。注入した脂肪はおよそ半分が吸収され、残りが定着します。
当院では、脱脂だけでは凹みが残ると判断した方に、脱脂と同日に脂肪注入を併用する形で提案しています。注入部位のダウンタイム(腫れ・内出血)は1〜2週間、吸引部位は2〜3週間が目安です。
表ハムラ法(皮膚切開)
下まつげのすぐ下を切開し、余った皮膚を切除する方法です。必要に応じて脂肪除去を併用します。皮膚そのものがたるんでいる場合、脱脂だけでは解決しないため、この術式が適応になります。
切開するため抜糸(通常1週間前後)までメイクを控えていただき、当院では1か月後の再診で仕上がりを確認します。
裏ハムラ法(経結膜脂肪移動)
まぶたの裏側から、ふくらんでいる脂肪を取り除くのではなく、くぼんでいる部分へ移動させる方法です。脂肪を捨てずに使うため、脱脂後の凹みを避けやすいのが特長です。一方で、移動した脂肪が固定される過程で凸凹が出ることや、脂肪量が多い方には向かないことがあります。
たるみのタイプ別・後悔しない選び方
ふくらみだけが気になる(20〜30代に多い)
脱脂単独で解決することが多いタイプです。若いうちに脂肪を除去しておくと、脂肪の重みで皮膚が伸びる将来のたるみ予防にもなります。
ふくらみの下に凹みがある(30〜40代に多い)
脱脂だけでは凹みが残るため、脱脂+脂肪注入の併用が基本になります。「脂肪を取って、足す」のは一見矛盾しているようですが、ふくらみとくぼみが同居しているからこそ必要な設計です。
皮膚がたるんで小じわが多い(40代後半〜)
脂肪の問題だけでなく皮膚の余りがあるため、皮膚切開を伴う「目の下のたるみ取り」を検討します。脱脂で済ませようとすると、皮膚が余ってしわが増える典型的な後悔パターンになります。

「切らない方が安心」と思って脱脂を選ぶ方が多いのですが、皮膚が余っている方に脱脂だけを行うと、結果的に満足度が下がります。切るかどうかは怖さではなく、皮膚の状態で決めるのが後悔しない近道です。
当院の症例で見る「脱脂のみ」「脂肪注入併用」「皮膚切開」の違い
同じ「目の下」の悩みでも、状態によって選ぶ術式が変わります。当院の症例を3つのタイプで紹介します。


ふくらみが主体で皮膚のたるみが少ない方は、脱脂のみで目元が明るくなります。
脂肪を取りすぎると凹みの原因になるため、内側から外側まで量を調節しながら除去しています。完成は1か月程度です。
| 年代・性別 | 40代・女性 |
|---|---|
| 施術名 | クイッククマ取り |
| 施術時間 | 20分 |
| 費用 | 99,000円~ |
| リスク | 左右差、ふくらみが取り切れない、小じわ、凹みなど |


くぼみやたるみが強い方に脱脂だけを行うと、逆にくぼみが目立つことがあります。
この方は脱脂でふくらみを取り、脂肪注入でくぼみを補うことで、自然で若々しい目元になりました。
| 年代・性別 | 50代・女性 |
|---|---|
| 施術名 | クイッククマ取り、脂肪注入 |
| 施術時間 | 40分 |
| 費用 | クイッククマ取り99,000円~、脂肪注入150,000円~ |
| リスク | 左右差、ふくらみが取り切れない、小じわ、吸引部の皮膚が硬くなる、凸凹など |


まぶたの裏側から脂肪を取るだけでは皮膚が余ってしまう方には、皮膚切開を伴う目の下のたるみ取りをおすすめしています。
まつ毛の近くを切開するため傷はほとんど目立たず、完成は3か月程度です。
| 年代・性別 | 50代・女性 |
|---|---|
| 施術名 | 目の下のたるみ取り |
| 施術時間 | 40分 |
| 費用 | 440,000円~ |
| リスク | 左右差、たるみが取り切れない、小じわ、凹み、外反、傷跡など |
料金・ダウンタイム一覧(税込)
| 施術 | 通常料金 | モニター価格 | 施術時間 | ダウンタイム目安 |
|---|---|---|---|---|
| クイッククマ取り スタンダード | 99,000円 | 69,000円〜 | 約20分 | 腫れ・内出血 数日 |
| クイッククマ取り パーフェクト | 288,000円 | 159,000円〜 | 約20分 | 腫れ・内出血 数日 |
| 脂肪注入(目の下) | 198,000円 | ー | 併用時 約40分 | 注入部1〜2週間、吸引部2〜3週間 |
| 目の下のたるみ取り(皮膚切除) | 308,000円 | ー | ー | 抜糸まで約1週間メイク不可 |
| 同 脂肪除去併用 | +132,000円 | ー | 約40分 | 同上 |
※モニター料金は状態や条件によります。料金は予告なく変更する場合があります。
※スタンダードは若年で脂肪が少ない方向け、パーフェクトは全体的に脂肪を除去するメニューです。
リスク・副作用
- 経結膜脱脂:左右差、ふくらみの取り残し、小じわ、凹み、腫れ、内出血
- 脂肪注入:しこり、左右差、凸凹、違和感、吸引部の皮膚が硬くなる
- 目の下のたるみ取り(皮膚切開):左右差、たるみの取り残し、小じわ、凹み、切開による傷跡
- 共通:術後3日〜1週間はコンタクトレンズの使用をお控えください
よくある質問
脱脂だけで済むか、脂肪注入も必要かはどう決まりますか?
目の下の「くぼみ」と「色(黒クマ)」の有無で決まります。ふくらみだけなら脱脂のみで解決する方が多く、くぼみや色が気になる方には脂肪注入の併用をおすすめしています。
脱脂で目の下が凹んでしまった場合、修正できますか?
脂肪注入による修正が可能なケースが多いです。ただし、修正は初回より難易度が上がるため、初回の術式選びで防ぐことが大切です。
切らない脱脂と、切るたるみ取りはどちらが後悔しにくいですか?
どちらが優れているかではなく、皮膚のたるみの程度で適応が分かれます。皮膚のたるみが少ない方は脱脂、皮膚が余っている方は皮膚切除が適応です。
ヒアルロン酸を入れたことがありますが、脱脂は受けられますか?
ヒアルロン酸が分解されてからの施術が望ましいですが、状態によっては可能です。診察でご相談ください。
脱脂した脂肪は再発しますか?
物理的に除去した脂肪は再発しませんが、加齢によるたるみやしわは進行します。予防のため早めの施術をおすすめしています。
後悔しないクリニック選びのポイント
- 脱脂以外の術式も提案できるか:脱脂しか扱っていないクリニックでは、脱脂に向かない方にも脱脂が提案されがちです
- 症例に「脱脂のみ」と「併用」の両方があるか:使い分けの実績が見えます
- 術後の凹み・しわのリスクを術前に説明されるか:説明がない場合は要注意です
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まとめ
目の下のたるみ取りで後悔しないためには、自分のたるみが「ふくらみ」「くぼみ」「皮膚の余り」のどれなのかを見極め、それに合った術式を選ぶことが何より重要です。脱脂・脂肪注入・皮膚切開はどれが優れているかではなく、組み合わせで結果が決まります。
ブルームクリニックでは、院長がクマ取り・目の下のたるみ取りの症例を多数手がけ、脱脂単独・脂肪注入併用・皮膚切開の使い分けを行っています。「脱脂だけで大丈夫か不安」という段階でも、まずは無料カウンセリングでご相談ください。
監修:ブルームクリニック 院長 大西雅樹/最終更新日:2026年9月11日







