「パッチリした二重になりたい」「目元の印象を変えて自信を持ちたい」という願いを叶えられる方法が二重整形です。二重整形の施術方法は大きく分けると2種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
この記事では、二重整形の施術方法を詳しく解説し、自分に合った施術方法を見つけるためのポイントも紹介します。成功しやすい人の特徴や値段についても解説しているので、理想の二重を手に入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
二重整形の施術方法は何種類?
二重整形の施術方法は、埋没法と切開法の2種類に分けられます。埋没法は糸を使用して、まぶたに二重ラインを形成する方法です。切開法は皮膚や組織をメスで切開する方法です。切開法はより長期間の効果が期待でき、まぶたが厚い方にも適しています。
それぞれの施術方法はさらに細分化されており、埋没法は挙筋前転法や瞼板法・自然癒着法の術式があり、切開法は部分切開や全切開といった術式があります。
それぞれの施術方法について、詳しくみていきましょう。
二重整形の種類①埋没法
埋没法は糸を使用して二重ラインを作る方法です。施術の手軽さやダウンタイムの短さから人気を集めています。初めて二重整形を受ける方から選ばれることが多いです。
ここからは、埋没法の施術方法やメリット・デメリット・持続期間・値段を解説します。
施術方法
埋没法は、以下の3つに分かれます。
- 挙筋前転法
- 瞼板法
- 自然癒着法
それぞれの特徴を理解することで、自分に最適な施術が選びやすくなるでしょう。
挙筋前転法
挙筋前転法は、まぶたを動かす筋肉である「挙筋」に糸をかけることで二重ラインを形成する施術です。挙筋前転法は自然な二重ラインが形成されるだけでなく、ぱっちりとした目元を実現したい方に向いています。
また、目の開き具合が改善されるため、まぶたのたるみが目立つ方や目が開きづらいと感じている方に適した選択肢となっています。
瞼板法
瞼板法は、まぶたの内部にある「瞼板」に糸を固定して二重を形成する方法で、取れにくいのが特徴です。
施術時間が短く、ダウンタイムも少ないため、忙しい方や初めて二重整形を受ける方にとって負担が少ない施術となっています。
瞼板法は目元への負担が少なく、仕上がりも安定しているため、手軽に二重を形成したい方におすすめです。ただし、まぶたが厚い場合や脂肪が多い場合には十分な効果を発揮できない可能性もあるため、不安な場合は医師と十分に相談しておきましょう。
自然癒着法
自然癒着法は、糸を使用してまぶたの皮膚と内部組織を癒着させることで二重ラインを形成する施術です。この方法の最大の特徴は、切開を伴わずに自然な仕上がりを実現できる点にあります。
皮膚を切開しないため施術後に傷跡が残りにくく、二重整形を受けたことを周囲に気づかれたくない方にも向いています。また、自然癒着法は、長期間取れにくい二重ラインを作ることが可能ですが、埋没法特有の軽さを併せ持っている点が魅力です。
「切開には抵抗があるけれど、長期間持続する二重を希望する」方に人気があります。さらに、術後の腫れや痛みが少ないため、早期に日常生活に戻れます。
埋没法のメリット
埋没法のメリットは、以下のとおりです。
- 体への負担が少ない
- 施術後のダウンタイムが短い
- 糸を取り除くことで修正が可能
- 施術時間が短い
埋没法は、まぶたの内部に糸を留めるだけで二重を形成できる施術で、日常生活への影響を最小限に抑えられます。仕事や学業などで休暇を取るのが難しい方にとって、大きなメリットだといえるでしょう。
万が一施術後の仕上がりに満足できなかった場合でも、糸を取り除くことでやり直しができます。また、埋没法は施術が30分〜1時間程度のため、忙しいスケジュールのなかでも施術を受けやすいのがメリットです。
埋没法のデメリット
埋没法のデメリットは、以下のとおりです。
- 糸が緩む可能性がある
- ラインが薄れる可能性がある
- まぶたの状態によっては二重が取れる可能性がある
埋没法は切開法と異なり、二重が完全に固定されるわけではなく、一定期間が経過すると糸が緩んだり、まぶたの状態の変化によりラインが薄れたりすることがあります。
さらに、まぶたが厚い方や脂肪が多い方は、糸が十分に固定されない恐れがあります。施術を受ける際は、自分のまぶたの状態を把握し、埋没方で効果が得られるかどうかを医師と相談することが重要です。
埋没法の持続期間
埋没法の持続期間は、一般的には2年〜5年程度です。ただし、施術方法や糸の固定方法・個々のまぶたの状態によって、持続期間に差が生じます。
まぶたが薄かったり脂肪が少なかったりする方は、糸が安定しやすいため、持続期間が長くなる傾向にあります。一方、まぶたが厚く脂肪が多い方の場合、糸が緩みやすく、二重が取れやすくなる可能性があります。
また、加齢も持続期間に影響を与える要因の1つです。年齢を重ねるにつれてまぶたの皮膚がたるみやすくなり、二重のラインが変化することがあります。そのため、施術後の二重を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスやクリニックでの診察を受けることが重要です。
埋没法の値段
埋没法の費用は、クリニックや施術方法によって大きく異なります。簡易的な埋没法の場合、費用は5万円〜10万円程度ですが、より高度な技術を用いる施術や自然癒着法などは、20万円〜30万円程度かかるのが一般的です。
費用には、施術に使用する糸の本数や種類、医師の技術料が含まれています。1点留め、2点留め、3点留めといった糸の固定箇所の数が増えるほど、値段は高くなります。
施術を受ける際は、値段だけでなくクリニックの評判や医師の実績、アフターケアの充実度なども総合的に検討することが重要です。
二重整形の種類②切開法
切開法は、まぶたを切開して二重ラインを形成する方法です。埋没法と比べて永久的な効果が期待できるため、まぶたが厚い方や脂肪が多い方・長期間安定した二重を求める方に適しています。
ここからは、埋没法の施術方法やメリット・デメリット・持続期間・値段を解説します。
施術方法
切開法では、まぶたを切開して余分な脂肪や皮膚を取り除きながら二重ラインを形成します。この方法では、まぶたの状態に応じて施術内容をカスタマイズできるため、理想に近い目元をデザインすることが可能です。
切開法には全切開と部分切除の2つの施術方法があります。ここからは、それぞれの施術方法を詳しくみていきましょう。
全切開
全切開は、二重ラインに沿ってまぶた全体を切開し、余分な脂肪や皮膚を取り除くことで二重を形成する施術です。まぶたが厚い方や脂肪が多い方、加齢によるたるみが目立つ方におすすめです。
全切開では、希望する仕上がりを細かく再現できます。一度形成された二重ラインは、取れる心配がほとんどない点がメリットです。
施術後のダウンタイムは1ヶ月以上必要になる場合もありますが、長期間にわたって安定した効果が期待できるため、時間をかけてでも理想の目元を手に入れたい方に向いています。
部分切除
部分切除は、まぶたの一部だけを切開し、脂肪や余分な皮膚を取り除きながら二重を形成する施術方法です。全切開と比較して切開範囲が小さいため、ダウンタイムが短く、術後の腫れも軽いのが特徴です。
「軽いまぶたのたるみが気になる」「自然な仕上がりを希望する」といった方に適しています。部分切除はまぶた全体を切開する必要がないため、傷跡が目立ちにくいのが魅力です。
切開法のメリット
切開法のメリットは、以下のとおりです。
- 永久的な二重ラインが形成できる
- 二重のデザインを細かく調整できる
- たるみを解消できる
- 脂肪を切除できる
切開法は一度施術をすると、半永久的に効果が持続します。しっかり固定するため、取れる心配はほとんどなく、まぶたが厚い方や脂肪が多い方でも安定した二重ラインが期待できます。
さらに、加齢によるまぶたのたるみや余分な脂肪を取り除けるため、目元全体がすっきりします。目元が若返った印象になるため、アンチエイジング効果も期待できます。
切開法のデメリット
切開法のデメリットは、以下のとおりです。
- ダウンタイムが長め
- 元に戻すのが難しい
- 費用が高額になることがある
切開法はまぶたを切開するため、施術後の腫れや内出血が強く現れることがあります。回復には2週間〜1ヶ月以上の時間が必要です。仕事や学校がある方は、スケジュール調整が必須となるため、計画的に施術を受けることが求められます。
また、切開法は切開するため、まぶたを元の状態に戻せません。そのため、施術前のカウンセリングで、仕上がりのイメージを医師と共有しておく必要があります。
切開法の持続期間
切開法は、基本的に半永久的な効果が期待できます。一度形成したラインが取れる心配はほとんどありません。糸でラインを作る埋没法に比べて、安定性が高いのが特徴です。
忙しい日常生活の中で、メンテナンスの心配をせずに過ごせるのは大きなメリットといえるでしょう。ただし、加齢によるまぶたの皮膚のたるみや、体重の増減に伴う変化によって、二重の形が若干変化することもあります。
切開法の値段
切開法の費用は、施術内容やクリニックによって異なりますが、部分切除が20万円〜30万円程度、全切開が30万円〜50万円程度が相場です。
ただし、クリニックによって値段が異なるため、施術前に複数のクリニックの値段を調べて比較検討するのがおすすめです。
埋没法と切開法の違い
埋没法と切開法の違いは、以下のとおりです。
項目 | 埋没法 | 切開法 |
施術方法 | 糸を使用して二重ラインを形成する方法 | まぶたを切開し、脂肪や余分な皮膚を取り除きながら二重ラインを形成する方法 |
持続性 | 2〜5年程度糸が緩むことや加齢による変化でラインが薄れる可能性あり | 半永久的まぶたが加齢で変化する場合も基本的にラインは維持される |
ダウンタイム | 腫れや内出血が少なく、1〜2週間ほどで自然な仕上がりになる | 腫れや内出血が強く、回復まで2週間〜1ヶ月以上かかる |
費用 | 5万円〜30万円程度 | 20万円〜50万円程度 |
適している方 | まぶたが薄く、軽度な二重形成を希望する方短期間で結果を求める方や初めて整形をする方 | まぶたが厚い・脂肪が多い方加齢によるたるみがある方 |
施術後の修正 | 糸を外してやり直しが可能 | まぶたを切開するため、施術後の修正や元に戻すことは基本的に難しい |
上がりの自然さ | 自然な仕上がりになりやすい | 希望通りの目元を再現しやすい |
埋没法と切開法はそれぞれ特性が異なるため、自分のまぶたの状態や希望に合わせて適切な方法を選ぶことが重要です。医師としっかり相談し、自分に最適な施術を見つけましょう。
二重整形で埋没法と切開法のどっちが良いか迷った場合は?
どちらが良いのか迷った場合は、まぶたの状態や求める仕上がりを考慮するのがおすすめです。決められない方は、無料カウンセリングを活用して、まぶたの状態を専門医に診断してもらったうえで、どちらが良いか提案してもらうのも1つの手です。
希望する仕上がりやライフスタイルに合った方法を見つけることで、満足度の高い仕上がりとなるでしょう。
二重整形の種類に関するよくある質問
最後に、二重整形の種類に関するよくある質問3つに回答します。
瞼が厚い人におすすめの二重整形の施術方法は何ですか?
瞼が厚い方は、切開法がおすすめです。まぶたを切開して余分な脂肪や皮膚を取り除きながら二重を形成するため、厚いまぶたでもくっきりとした二重ラインが作れます。
目が腫れぼったい人は埋没法がおすすめできないって本当ですか?
目が腫れぼったい方には、埋没法が適さないケースもあります。腫れぼったさの原因が脂肪による場合、埋没法では二重ラインが安定せず取れる可能性があります。
ただし、腫れぼったさが軽度であれば、埋没法でも対応可能な場合があるため、医師と相談することが重要です。
蒙古ひだがある人に最適な施術方法はどれですか?
蒙古ひだがある方には、切開法と「目頭切開」を組み合わせた施術が最適です。蒙古ひだが強いと、二重ラインが目頭にかけてきれいに出ない場合があります。
目頭切開では、目頭部分の皮膚を調整することで、目の幅を広げて二重ラインをより美しく仕上げることが可能です。
まとめ
二重整形には埋没法と切開法があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。埋没法はダウンタイムが短いため、初めて二重整形をする方や軽い二重形成を希望する方におすすめです。一方で、切開法は、まぶたが厚い方や脂肪が多い方、永久的な二重を求める方に適しています。
ただし、目に蒙古ひだがあったり腫れぼったさがあったりなど、個々のまぶたの特徴によって、別の施術を併用するのが良い場合もあります。施術を検討する際は、信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、自分に合った施術方法を選ぶようにしましょう。