二重整形には埋没法と切開法があり、それぞれ施術方法や特徴が異なります。理想の二重ラインを求めている方の中には、「埋没法と切開法とは?」「どっちを選ぶべき?」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、二重整形において埋没法と切開法のどちらが良いのかを解説します。また、違いやメリット、デメリットについても併せて紹介します。
この記事を読めば、二重整形において埋没法と切開法のどっちがいいか理解できるため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
二重整形の埋没法と切開法の違い
まずは、埋没法と切開法の違いを解説します。施術方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
埋没法は糸でまぶたを留める施術法
埋没法は、まぶたを切らずに専用の糸を使用して二重ラインを形成し、留める施術方法です。埋没法は切開法と比べて施術料金も安く、手軽にできるプチ整形の1つとして人気があります。
施術時間は10分〜20分程度で体への負担が少ないため、日常生活への復帰も早い点が魅力です。ただし、まぶたが厚い方やたるみがある方は、理想の仕上がりを得られない可能性もあります。
切開法はメスでまぶたを切開して二重ラインを作る施術法
切開法はまぶたをメスで切開して、二重ラインを形成する施術法です。切開法は半永久的に効果が持続するため、1度施術すれば長期間にわたり安定して二重をキープできます。
幅広いタイプのまぶたに対応しているため、埋没法でうまくいかなかった方でも効果に期待できるでしょう。ただし、切開法はメスを使用して切るため、埋没法よりダウンタイムが長い傾向にあります。
埋没法と切開法の施術の種類
埋没法は糸を1本使って二重ラインを固定する方法や、複数の箇所に糸を留めてラインを安定させる方法があります。さらに、まぶたの内側から糸を埋め込み、糸を目立ちにくくさせることも可能です。
切開法には「全切開法」と「部分切開法」があります。「全切開法」は目頭から目尻までの広い範囲を切開し、好みのデザインにできる施術方法です。
「部分切開法」はまぶたの1部分だけを切開する方法のため、「全切開法」よりダウンタイムが短く、痛みも少ない傾向にあります。
二重整形で埋没法と切開法のどっちがいいかは人によって違う
二重整形はまぶたの状態や希望する仕上がりによって、適した施術方法が異なります。ここからは、それぞれの施術がおすすめな人を紹介します。
埋没法がおすすめな人
埋没法はまぶたが薄い人や、自然な仕上がりを求める方におすすめの施術方法です。また、学校や仕事が忙しいためダウンタイムを短くしたい方や、二重のラインを変更する可能性がある人にも適しています。
後から修正もできるため、初めて二重整形を受ける方にも向いている施術方法といえるでしょう。一方で、まぶたが厚い方や長い期間安定した二重ラインを維持したい方には、適さない可能性があります。
切開法がおすすめな人
切開法は、理想の二重ラインを長く維持したい方におすすめの施術法です。幅広いタイプのまぶたに対応しているため、まぶたに厚みがある方やたるみが気になる方も施術可能です。
さらに、まぶたの状態に合わせて自由にデザインもできるため、理想の目元に近づけるでしょう。過去に埋没法を受けたものの、ラインが取れてしまった方や、より確実な施術を求める人にも適しています。
一方で、ダウンタイムが長めな点や、修正しづらい点には注意が必要です。
適切な施術を選ぶためにはクリニックで相談するのがおすすめ
施術方法に迷った際は、信頼できる医師に相談してみてください。医師にまぶたの状態を詳しく診断してもらい、希望する仕上がりを詳しく伝えることで、どちらを選んだら良いか判断しやすくなります。
また、医師に相談するとリスクやダウンタイムなどについても具体的に説明を受けられるため、不安が解消されやすくなります。適切な判断をするには、経験と実績のある医師への相談が必要なため、クリニック選びも慎重にしましょう。
埋没法のメリットとデメリット
ここでは、埋没法のメリットとデメリットを紹介します。詳しく解説するので、ぜひ施術選びの参考にしてください。
埋没法のメリット
埋没法のメリットは、以下のとおりです。
- 施術時間が短い
- ダウンタイムが比較的短い
- 施術のやり直しが可能
1つずつ詳しくみていきましょう。
施術時間が短い
埋没法の施術時間には個人差がありますが、通常10分〜20分程度で終了します。このように、短時間で理想の二重ラインになれるため、仕事で忙しい方や初めて美容整形に挑戦する方にとってチャレンジしやすい施術方法といえるでしょう。
施術時間が短いことで、体への負担が少ない点もメリットといえます。
ダウンタイムが比較的短い
埋没法はメスを使用しないため、ダウンタイムが比較的短めです。施術後は腫れや内出血が生じることはあるものの、数日から1週間程度で目立たなくなります。
ダウンタイムが短い点は長期間の休みが取れない方や、周囲に整形したことを知られたくない方にとっては安心して受けられる施術といえるでしょう。
ダウンタイム中のケアについて医師の指導をしっかり守ることで、さらに早い回復が期待できます。
施術のやり直しが可能
埋没法は、施術後の修正ややり直しが可能である点も大きなメリットです。万が一、仕上がりが気に入らない場合や、時間が経って糸が取れてしまった場合でも、比較的簡単に修正できます。
このような柔軟性は、将来的に二重ラインを変えたくなる可能性がある方や、施術後の仕上がりに不安を感じる人にとって安心材料となるでしょう。
埋没法のデメリット
埋没法のデメリットは以下のとおりです。
- 定期的な施術が必要となる可能性がある
- まぶたが厚い人には適さない可能性がある
- 術後の過ごし方によってはとれる可能性がある
それぞれ詳しく解説します。
定期的な施術が必要となる可能性がある
埋没法は切開しないため短期間で施術が完了しますが、永久的な効果を期待するのは難しい傾向にあります。なぜなら、使用する糸がまぶたの動きや加齢による変化に影響を受けて、糸が外れるケースもあるためです。
埋没法で長期間同じ二重ラインを維持するには、定期的な施術や修正が必要となる場合もあります。そのため、年齢によってまぶたの状態が変わる時期やライフイベントなどの際は、二重ラインの維持に気をつけましょう。
まぶたが厚い人には適さない可能性がある
埋没法はまぶたが薄い人や皮膚が柔らかい人に適している施術法ですが、まぶたが厚い方やたるんでいる方には十分な効果がみられない場合もあります。
まぶたの状態によって切開法のほうが適している場合もあるため、施術前のカウンセリングで医師に相談し、自分に合った施術法を選ぶ必要があります。
術後の過ごし方によってはとれる可能性がある
埋没法で形成された二重ラインは、術後の過ごし方によってはすぐに取れてしまう可能性があります。たとえば、目をこすったりまぶたを激しく動かしたりする行為を重ねると、糸が緩んで外れる可能性もあるため注意が必要です。
また、術後の腫れが完全に引く前に過度な運動をすると、まぶたに負担がかかって施術結果に影響が出る場合もあります。施術後は医師の指示に従い、適切なアフターケアを心がけましょう。
切開法のメリットとデメリット
ここからは、切開法にどのようなメリットとデメリットがあるのかみていきましょう。ぜひ参考にして、今後の施術に活かしてください。
切開法のメリット
切開法のメリットは以下のとおりです。
- 術後の持続効果が高い
- 細かいデザインも柔軟に対応が可能
- まぶたの脂肪除去もできる
1つずつ詳しく解説します。
術後の持続効果が高い
切開法は1度作成した二重ラインの持続効果が、長く保てるのが最大の特徴です。そのため、1度の施術で半永久的な効果を得たい方に向いています。また、加齢によるまぶたの変化にも影響を受けにくいため、将来的なメンテナンスの心配もほぼありません。
ただし、修正は難しいため、事前にカウンセリングをしっかり受けておきましょう。
細かいデザインも柔軟に対応が可能
切開法はまぶたを切開する範囲や角度を自由に調整できるため、自分の希望に合ったラインのデザインも可能です。そのため、目元のバランスにこだわる方や、独自の理想的なラインを追求したい方に適しています。
施術前のカウンセリングで細かい要望を医師に伝えることで、より満足のいく仕上がりに期待できるでしょう。
まぶたの脂肪除去もできる
切開法は施術中にまぶたの余分な脂肪を取り除けるため、まぶたが重いと感じる方にも有効な施術方法です。脂肪を取り除くことで目元がすっきりとした印象になり、二重ラインも際立ちやすくなります。
まぶたが厚いために他の方法では思うような仕上がりにならなかった方も、脂肪を除去することで、二重ラインが安定しやすくなるでしょう。
切開法のデメリット
切開法のデメリットは以下のとおりです。
- 再施術の難易度が高い傾向にある
- ダウンタイムが長引く傾向にある
- 埋没法よりも費用が高い傾向にある
それぞれ詳しくみていきましょう。
再施術の難易度が高い傾向にある
切開法は一度まぶたを切開するため、再施術が必要になった場合の難易度が高くなる傾向にあります。そのため、仕上がりに不満があった場合や加齢によってまぶたの状態が変化した場合は、やり直しが難しいでしょう。
このような失敗をしないためにも、施術前に十分なカウンセリングを受け、理想の仕上がりを医師に詳しく伝える必要があります。
ダウンタイムが長引く傾向にある
切開法はまぶたを切開するため、術後の腫れや内出血が発生しやすく、ダウンタイムが長引く傾向にあります。個人差はありますが、腫れが完全におさまるまでに2〜3週間以上かかるのが一般的です。
施術後はすぐに人前に出るのが難しいため、仕事や日常生活へ復帰する時期を考慮して、計画を立てて施術を受ける必要があります。ダウンタイム中のケアも重要なため、医師の指示に従って過ごすように心がけましょう。
埋没法よりも費用が高い傾向にある
切開法は技術が必要な施術のため、費用が高い傾向にあります。クリニックや施術内容によって異なりますが、埋没法の倍以上かかることも少なくありません。
また、脂肪除去や高度なデザインの調整をする場合は、さらに費用が加算される場合もあります。そのため、コストパフォーマンスを重視する方にとっては、ハードルが高いと感じる場合もあるでしょう。
施術を検討する際には、費用と仕上がりのバランスを考慮する必要があります。
二重整形の埋没法と切開法の値段相場
二重整形の値段相場は以下のとおりです。
- 埋没法:10万~15万円程度
- 切開法:20万~40万円程度
二重整形の値段は、クリニックによって異なります。埋没法の場合、留める糸によって値段が異なり、糸が多いほど高くなりがちです。また、クリニック独自の方法で施術している場合は、値段がさらに高くなる可能性もあります。
切開法は埋没法より高いですが、メンテナンスが不要な点を考慮すると、長期的にみたコストは安いといえるでしょう。どちらを選ぶかは、メリットとデメリットを比較して検討することが重要です。
二重整形の埋没法と切開法が適さない人
二重整形が適さない人は以下のとおりです。
- ドライアイが気になる人
- 眼瞼下垂が気になる人
- 周りにバレたくない人
- 不自然な目になるのを避けたい人
埋没法を選択した場合、不適切な施術でドライアイになったり眼瞼下垂が進んだりする可能性もあります。心配な方は経験と実績があるクリニックを選ぶと、適切な施術を受けられるため安心です。
周りにバレたくない方はダウンタイム中に長期休暇を取ったり、バレにくい埋没法を選ぶと良いでしょう。自然な仕上がりを求める方は、埋没法を選び、技術力が確かな医師になりたいイメージを詳しく伝えることで、バレるのを防げる可能性が高まります。
まとめ
この記事では、二重整形の埋没法と切開法について詳しく解説しました。埋没法と切開法には、それぞれ異なるメリットやデメリットがあります。
まぶたに厚みがある方やたるみがきになる方は切開法が向いており、自然な仕上がりにしたい方やダウンタイムの時間がとれない方は、埋没法がおすすめです。どちらも効果が続く時間や施術の値段などを考慮して選ぶことが重要です。
どちらが良いか迷った際は、経験と実績がある医師に相談してみてください。この記事を参考に、ぜひ自分に合った施術方法をみつけて、理想の二重ラインを実現しましょう。