二重整形は、目元の印象を大きく変える人気の美容整形の1つです。 ただし、施術方法や値段はクリニックによって大きく異なるため、相場を把握しておき予算とないように合った施術方法を選ぶことが重要です。
この記事では、埋没法や切開法など二重整形の施術の値段の相場を紹介します。また、値段を抑えるための方法やクリニックの選び方なども詳しく解説します。二重整形はどれくらいかかるのか気になる方や、二重整形で失敗したくないと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
二重整形は埋没法と切開法2種類がある
二重整形には、「埋没法」と「切開法」の2種類があります。それぞれ施術方法や特徴が異なり、値段やダウンタイムの症状や期間にも違いがあります。自分に合った方法を選ぶためには、それぞれの特徴を理解することが大切です。ここからはそれぞれの施術について詳しく解説します。
埋没法
埋没法は、メスを使わずに糸でまぶたを留めることで二重ラインを作る方法です。この方法の最大の特徴は、施術時間が約20〜30分程度で済み、手術痕が目立ちにくいことです。
また、メスを使わないため、腫れや内出血などのダウンタイムも軽いです。翌日からメイクや日常生活を再開できる場合が多いです。
埋没法には「瞼板法」と「挙筋法」の2つがありますが、どちらもまぶたを留める点は同じです。「瞼板法」は、まぶたの裏側にある「瞼板」とまぶたの皮膚を糸で縫い留めます。「挙筋法」は、まぶたを引き上げる「挙筋」とまぶたの皮膚を縫い留めます。
切開法
切開法は、まぶたの皮膚をメスで切開して二重を形成する方法です。切開後に縫合することで皮膚が癒着し、それによってまぶたが引き上がります。まぶたのたるみを軽減したり、脂肪を調整したりと、理想的な目元をデザインできる点がメリットです。
この方法は、埋没法に比べてより確実に理想の二重を実現できるため、半永久的な効果を求める方に適しています。 埋没法の二重整形ができない方も、切開法であれば施術可能な場合が多いです。
ただし、まぶたにメスを入れるため、埋没法と比較すると傷跡が残りやすく、ダウンタイムも長い傾向にあります。また、1度切開すると元に戻せないため、医師と理想の二重のイメージをしっかり擦り合わせる必要があります。
二重整形の値段の平均はどれくらい?施術別に紹介
二重整形の値段は、施術方法やクリニックによって大きく異なります。それぞれの施術の費用相場を把握しておくことで、予算に合わせて希望に合わせやすくなります。ここからは、埋没法と切開法の費用相場を紹介します。
埋没法の相場
埋没法の一般的な相場は、5〜20万円程度です。埋没法では、使用する糸の種類や施術の内容によって大きく異なります。
埋没法は、糸でまぶたを留める数によって値段が変わります。「3点留め」や「4点留め」など留める箇所を増やすと、費用も高くなります。基本的には1〜3点留めが主流ですが、クリニックによっては4点留めを用意している場合もあります。糸の数が増えるほど、値段も高くなります。
さらに、クリニック独自の施術方法がある場合には、相場よりも高くなることが多いです。
切開法の相場
切開法の相場は、20〜50万円程度です。メスを使った手術になるため、埋没法よりもぐんと値段は高くなります。切開法には「部分切開」と「全切開」がありますが、全切開の方が値段は高くなることが多いです。
また、切開法と合わせて脂肪除去やたるみの調整なども行った場合は、施術内容が複雑になるため、さらに値段が上がります。
切開法は、まぶたを切開することにより半永久的な二重ラインを手に入れられる整形術です。値段は高いですが、定期的にクリニックに通う必要がないため、長い目で見ると費用負担と手間を軽減できます。
二重整形の値段が極端に安いクリニックに注意するべき理由
二重整形の値段が驚くほど安いクリニックには、リスクがある可能性が高いです。費用を抑えたいと考えることは当たり前のことですが、安全性や仕上がりに影響を与えるかもしれません。ここからは、二重整形の値段が極端に安いクリニックに注意するべき理由を紹介します。
極端に安いと安全性が懸念される
値段が1万円以下と非常に安い場合は、施術の品質や技術力が低い医師が担当するなどの安全性に影響する可能性があります。たとえば、施術後に以下のトラブルが起きる場合があります。
- 埋没法の糸が皮膚から出てくる
- 予想以上に腫れたり内出血したりする
- 希望と違ってもやり直してもらえない
それぞれのトラブルについて解説します。
埋没法の糸が皮膚から出てくる
担当する医師の技術力が十分でない場合、施術後に皮膚から糸が出てくるトラブルが起きる可能性があります。もしも、糸が出てきたり、痛みがあったりする場合は、すぐにクリニックに連絡しましょう。
埋没法の値段が相場よりも安すぎる場合は、経験が浅い医師が担当することがあります。埋没法はメスを入れない施術とはいえ、担当する医師の経験や技術に仕上がりが大きく左右されます。
予想以上に腫れたり内出血したりする
二重整形の施術後、長期間にわたって目元が腫れたり、内出血したりするリスクもあります。術後、目元が腫れたり内出血したりするのは、一般的なことです。これらは「ダウンタイム」と呼ばれ、基本的には1〜3週間程度で落ち着きます。
値段が安すぎるクリニックで施術を受けた場合、医師の技術が不足していて、まぶたの血管を傷つけすぎて、予想以上に腫れたり内出血したりします。
希望と違ってもやり直してもらえない
値段が安すぎるクリニックで二重整形をした場合、施術後の仕上がりが希望通りと違ってもやり直してもらえない可能性が高いです。仕上がりに満足できない場合、アフターフォローとして、再施術が可能なクリニックが多いです。
しかし、値段が安すぎるクリニックは、再施術に追加料金がかかることがあります。施術前にアフターフォローの内容をよく確認しておくことが大切です。
追加料金で高額になる可能性がある
「格安」と宣伝されているクリニックでも、実際には追加料金が発生して高額になる可能性もあります。集客のために、最低限の施術料金で安く見えるように広告を出している場合があります。
そのため、実際に見積もりをしてみると、追加費用がかさみ高額になる可能性が高いです。例えば、術後のアフターケア費用や再施術料金が別途請求されることが考えられます。「思っていた料金よりも高くついた」ということがないように、事前に見積り内容を確認することが重要です。
二重整形の値段をできるだけ安くする方法は?
二重整形の値段をできるだけ安くする方法は以下のとおりです。
- 埋没法を選択する
- モニター価格を利用する
- 保証がしっかりしているクリニックを選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
埋没法を選択する
埋没法は切開法に比べて費用が安く、手軽に二重ラインを形成できます。ダウンタイムが短い点も魅力で、初めての二重整形に選ばれることが多いです。
施術には「1点留め」「2点留め」「3点留め」などがありますが、1点留めだと糸が取れやすいです。費用対効果を考慮すると、2点留め以上の選択がおすすめです。少しでも安く二重整形をしたい方は、埋没法を選びましょう。
モニター価格を利用する
クリニックのモニター制度を利用すると、通常価格よりも安く施術を受けられる可能性が高いです。モニターに採用された場合、通常価格の5〜7割の値段で施術を受けられます。
ただし、モニターで施術を受けると、施術前後の写真を症例写真として、クリニックのホームページやSNSなどに掲載されます。そのため、抵抗がある方には不向きかもしれません。
保証がしっかりしているクリニックを選ぶ
相場よりも値段が安いクリニックは、施術保証がない可能性があります。せっかく二重整形を受けたのに、二重がすぐに取れたり、仕上がりに納得できなかったりすると、施術を受けた意味がありません。
保証が充実しているクリニックを選んでおくと、期間内は無料で再施術を受けられます。カウンセリングや見積もりをとる際には、保証の有無や保証期間、範囲を確認しましょう。
【値段以外も】二重整形で失敗しないためのクリニックの選び方
二重整形を成功させるためには、クリニックがとても重要です。クリニック選びで重視したいポイントは以下のとおりです。
- 値段は適切か
- 二重整形の症例数が豊富か
- デザインを重視しているか
- アフターケアがあるか
- カウンセリングが丁寧か
- 通いやすい場所にあるか
- 無理な勧誘はないか
それぞれのポイントを見ていきましょう。
値段は適切か
値段が安すぎるクリニックは、施術の安全性や仕上がりに不安が残る可能性があります。あまりに安すぎると、使用する器具や道具の品質や安全性も不安になるでしょう。
「値段が高いから安心」ということはありませんが、相場前後のクリニックを選ぶと、高品質の施術してもらえる可能性が高いです。料金プランや追加費用について事前に確認し、不明な点はカウンセリング時に質問することが大切です。
二重整形の症例数が豊富か
クリニックの症例数は、施術の実績を知る上で重要な指標になります。症例数が多いクリニックでは、さまざまな目元に対応した経験がある医師が携わっている可能性が高いです。
公式サイトやSNSで症例写真を確認し、仕上がりの自然さや施術後の経過をチェックすることをおすすめします。
デザインを重視しているか
二重整形はただ二重ラインを作るだけではなく、顔全体とのバランスや個々の目元の特徴をじっくり捉えたうえで、それに合うデザインが求められます。 カウンセリング時に理想の仕上がりを具体的に伝え、それに応じた提案をしてくれるクリニックを選びましょう。
また、シミュレーションをするクリニックでは、施術後の仕上がりが事前にイメージできるため、より理想の二重ラインを実現しやすくなるでしょう。
アフターケアがあるか
施術後のアフターケアが充実しているクリニックは、トラブルが起きた際にも迅速に対応してもらえるため安心です。術後の再施術や相談を無料でしてもらえるかどうか、保証期間や保証内容を確認しておくことが重要です。
カウンセリングが丁寧か
カウンセリングでの医師やスタッフの対応は、相性を確かめるうえで非常に重要です。 不安や疑問に対して丁寧に説明してくれる医師だと、安心して施術を受けられるでしょう。
特に、リスクや術後の経過について正確に説明してくれるクリニックは信頼性が高いです。
通いやすい場所にあるか
クリニックが通いやすい場所にあることもクリニック選びのポイントです。施術後の定期検診や、万が一のトラブル時に迅速に対応してもらうためには、アクセスの良さも考慮しましょう。
遠方のクリニックを選ぶ場合は、オンライン相談の有無や通院頻度について事前に確認しておくことが大切です。
無理な勧誘はないか
カウンセリング時に、不必要な施術を追加で提案される場合や、すぐに契約を促される場合は慎重に判断しましょう。満足度の高い結果にするためには、自分のペースでじっくり検討し、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
患者目線で提案してくれているかを念頭において、医師の話を聞くと判断がしやすくなるでしょう。
二重整形の値段でよくある質問
二重整形を検討する際は、費用に関する疑問がたくさん寄せられます。ここでは、特によくある質問について解説します。
二重整形は埋没法と切開法どっちが良いですか?
埋没法と切開法のどちらが適しているかは、個々の目元の状態や求める姿によって異なります。
埋没法は、メスを入れない施術でダウンタイムも短いため、初めて二重整形を受ける方におすすめです。 切開法は半永久的な効果を求める方や、まぶたの脂肪やたるみを同時に改善したい方に向いています。
カウンセリングで自分の目元の状態を診断してもらい、最適な施術方法を選びましょう。
二重整形の値段は片目だといくらですか?
二重整形の値段は、片目の場合でも両目の施術費用と大きな違いがない場合が多いです。埋没法では5〜30万円程度、切開法では20〜50万円程度が相場です。一部のクリニックでは片目のみの施術に対応し、料金を割引してもらえる場合もあります。
事前に片目の施術が可能かどうか、料金がどのように設定されるかを確認することをおすすめします。
まとめ
この記事では、二重整形の値段を紹介しました。
二重整形の値段は、埋没法や切開法などの施術方法や医師の技術力によって大きく異なります。理想の二重にするためには、値段だけでなく、施術の安全性や仕上がり、アフターケアの充実度も考慮してクリニックを選ぶことが重要です。
できるだけ安く施術したいと考えている方は、埋没法を選択したりモニター制度を活用したりするのがおすすめです。費用を抑えながら安心して施術を受けられます。
自分に合った施術方法とクリニックを選び、理想の目元を手に入れましょう。