脇の下のイボの取り方は?自分でちぎる危険性と跡が残りにくい除去法・料金

ブルームクリニック院長大西雅樹

ブルームクリニック 院長 大西雅樹


2013年 愛知医科大学医学部卒業 津島市民病院
2015年 大手美容外科 新宿ANNEX院院長/新宿院副院長
2018年 大手美容外科宇都宮院院長
2020年 大手美容外科横浜院院長 特別技術指導医歴任
2022年 高須クリニック
2022年 BLOOMCLINIC開業(千葉駅前)

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「脇の下に小さなイボのようなものができて、服や下着にこすれて気になる」「数が少しずつ増えてきた」「脱毛サロンで照射できないと言われた」——脇の下のイボで当院に相談される方の多くが、こうした悩みを数年がまんしてから来院されます。

脇の下にできる小さなイボの大半は、アクロコルドン(スキンタッグ・軟性線維腫)という良性のできもので、放置しても健康上の害はありません。ただし、自然に消えることはほぼなく、摩擦で少しずつ大きく・多くなっていくのが特徴です。そして「気になって自分でちぎった」「糸で縛った」「市販のイボ取り薬を塗った」結果、出血・炎症・色素沈着を起こして相談に来られる方が少なくありません。

この記事では、脇の下のイボの正体と種類の見分け方、なぜ脇にできやすいのか、年代や性別による違い、自分で取ると危険な理由、皮膚科と美容クリニックの取り方の違い、そして当院の電気メス+くり抜き法のサイズ別料金・当日の流れ・術後1か月の過ごし方・跡の経過を、千葉駅前で10年以上ほくろ・イボ除去を行ってきた院長が解説します。首や顔のイボの種類分けは「首・顔のイボの種類と見分け方」に譲り、ここでは「脇」に絞ってお話しします。

目次

脇のイボ除去は「秋から冬」に受ける人がもっとも多い

当院のほくろ・イボ除去は、9月から12月の4か月間で年間件数の約4割を占めます(2024〜2026年の当院実績)。理由は3つあります。

  • 夏に気づいた人が動く時期であること。ノースリーブや水着で脇を見る機会が増え、「こんなところにイボが」と気づいた方が秋に来院されます
  • 紫外線が弱まり、術後の色素沈着のリスクを抑えやすいこと。イボを取った跡は1〜3か月ほど赤み・薄い色味が残るため、その期間に強い紫外線を浴びないに越したことはありません
  • 脱毛を始める前に片付けたいという方が多いこと。脇のイボがあると医療脱毛・サロン脱毛で照射を避けられたり保護テープを貼られたりするため、冬〜春の脱毛開始に合わせて秋に除去される方が増えます

脇は衣類で隠れる場所なので、除去後の跡を気にせず過ごせる長袖の季節は、ダウンタイムの面でも向いています。

脇の下にできるイボの正体と見分け方

アクロコルドン(スキンタッグ)が皮膚から突き出る断面図
脇のイボの多くは、皮膚が小さく突き出た「アクロコルドン(スキンタッグ)」です(図はイメージ)

一口に「脇のイボ」と言っても、実際にはいくつかの種類があります。見た目と触った感触で、ある程度は見当がつきます。

種類見た目・特徴原因うつる?
アクロコルドン(スキンタッグ・軟性線維腫)1〜3mm前後の柔らかい突起。肌色〜薄茶色。首・脇・鼠径部に多発しやすい。つまむとプルプル動く摩擦・加齢・体質・肥満・妊娠などで皮膚の一部が垂れ下がったものうつらない
懸垂性線維腫(大きなスキンタッグ)5mm〜1cm以上。根元が細く「ぶら下がる」形。ねじれると痛む・黒くなることがあるアクロコルドンが大きくなったものうつらない
脂漏性角化症(老人性イボ)平たく盛り上がった茶色〜黒色のしみ状。表面がざらつく加齢・紫外線うつらない
尋常性疣贅(ウイルス性イボ)表面がカリフラワー状でざらざら。硬い。かいた跡に沿って増えるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染うつる(触った指から他の部位へ広がる)
毛嚢炎・粉瘤赤く腫れて痛い/中央に黒い点があり、押すと白い内容物が出る毛穴の炎症/皮膚の下の袋うつらない

脇の下にできるものの大半は、1行目のアクロコルドンです。首にできる「首イボ」と同じもので、首・脇・足のつけ根・まぶたなど、皮膚が薄く、よく動いてこすれる場所に好発します。

院長 大西雅樹院長大西雅樹Doctor’s Point「脇のイボ」で来院される方の9割以上がアクロコルドンです。ただし、まれにウイルス性のイボが混ざっていて、ご本人は同じものだと思っていることがあります。ウイルス性は取り方も再発の考え方も違うので、カウンセリングで一つひとつ拡大して確認しています。気になるものが「硬くてざらざらしている」「急に数が増えた」場合は、自己判断せずに一度診せてください。

皮膚の構造から見た「アクロコルドンの成り立ち」

皮膚は表面の表皮、その下の真皮、さらに下の皮下脂肪の3層でできています。真皮はコラーゲンや弾性線維が網目状に組み合わさった層で、皮膚のハリや伸び縮みを担っています。アクロコルドンは、この真皮の線維と血管が表皮ごと細い茎のように外へ押し出され、袋状にぶら下がった状態です。

できる過程は、ゆるんだ生地の一部がつままれて飛び出していくイメージに近いです。皮膚が薄く、繰り返し引っぱられたりこすられたりする場所では、真皮の線維が部分的にゆるみ、表皮と一緒に外側へ突出しやすくなります。最初は針の先ほどの小さな点でも、同じ刺激が続くと茎が伸びて1〜3mmのプルプルした突起になり、さらに大きくなると根元が細く首をかしげたような「懸垂性線維腫」になります。

根元に細い血管が通っているのがポイントです。小さくても血流があるため、ちぎれば出血し、ねじれて血流が止まると黒く変色して痛みます。逆に言えば、根元の茎さえ処理すればそれ以上深くには広がっていないので、浅く取り切れば跡が残りにくいできものでもあります。

首・胸・鼠径部・まぶたのイボと脇の関係

アクロコルドンは首・胸の間・足のつけ根(鼠径部)・まぶた・脇と、皮膚が薄くて折れ曲がる場所に共通してできます。首にある方の多くは脇にもあり、脇にある方は鼠径部やバストの下にも見つかることが多く、どれも同じ体質と摩擦が原因です。したがって「首だけ取ったら脇に増えた」というより、もともと同じ条件の場所に同時に育っていたと考える方が実態に近いです。

その中で脇が特別なのは、刺激の種類が多いことです。首は衣類の襟やネックレスとの摩擦が主ですが、脇には次の4つの刺激が重なります。

  • 摩擦: 腕の上げ下げで皮膚同士がこすれ、さらに袖・ブラジャーのストラップや脇の縫い目が当たります
  • 汗と蒸れ: 脇は汗腺が集まる場所で、ほぼ常に湿っています。皮膚のバリアがふやけて弱まり、刺激を受けやすくなります
  • 脱毛・自己処理: カミソリや毛抜き、脱毛の照射と、皮膚に直接手を加える機会が体の中でいちばん多い部位です
  • 制汗剤・デオドラント: 成分そのものがイボを作るわけではありませんが、塗り込む・スプレー後にこすれる刺激と、毛穴がふさがって蒸れやすくなることが重なります

このため脇のイボは、首よりも「気づかないうちに大きくなっていた」「剃っているときに引っかけて痛かった」という形で見つかることが多く、処置後のケアでも汗・剃毛・脱毛の扱いが首とは異なります。

なぜ脇にできやすいのか

  • 摩擦: 腕の動きで常に皮膚同士・衣類とこすれる場所です。慢性的な摩擦は皮膚の一部を線維状に突出させる刺激になります
  • 汗と蒸れ: 常に湿っていると皮膚のバリアが弱まり、刺激を受けやすくなります
  • 加齢と体質: 30代以降に増え、親にも首や脇にイボがある方は体質的にできやすい傾向があります
  • 体重の増減・妊娠: 皮膚のたるみやホルモンの変化が影響し、妊娠中・出産後に急に増える方もいます
  • カミソリ・毛抜きによる自己処理: 剃毛で引っかける刺激を繰り返すと、小さなイボが大きくなるきっかけになります。小さいイボの先端だけ削れて出血し、治る過程で盛り上がって大きくなるパターンがよく見られます

年代・状況別に見る脇のイボ

同じアクロコルドンでも、年代やライフステージによって「できる理由」と「取るときの考え方」が少し変わります。ご自身に近いところを参考にしてください。

20代:脱毛と自己処理がきっかけになりやすい

20代で脇のイボに気づく方は、脱毛サロンや医療脱毛で「ここは照射できません」と指摘されて初めて知ったというケースが目立ちます。数はまだ1〜数個で小さいことが多く、カミソリや毛抜きの刺激で先端が削れて少し大きくなっているのが典型です。この年代は皮膚の回復力が高く、小さいうちに取れば跡はほとんど分からなくなるため、脱毛の予定に合わせて早めに片付けるのが合理的です。

30〜40代:数が増え始める時期

アクロコルドンがいちばん増えるのがこの年代です。首と脇に同時に出てくる方が多く、「左右で10個以上」という相談が増えます。この年代では1個ずつより、3mm以下の複数個セット料金でまとめて除去するのが現実的で、取ったあとに「増えてきたらまた取る」というペースで通われる方が多くなります。

50代以降:脂漏性角化症との見分けが重要

50代以降は、アクロコルドンに加えて脂漏性角化症(老人性イボ)が脇に混ざってくることがあります。こちらは平たく茶色〜黒色で、表面がざらついているのが特徴です。どちらも良性ですが、処置の深さや方法が異なるため、拡大鏡で一つずつ見分けることが大切になります。また年齢とともに皮膚が薄くなり、治癒にやや時間がかかる傾向があるため、保護テープを長めに使うなど術後ケアを丁寧に行います。

妊娠中・出産後:急に増えるが、取るのは出産後が基本

妊娠中はホルモンの変化と体重増加で、首・脇・胸の下のアクロコルドンが短期間に増えることがあります。出産後に一部が小さくなることもありますが、残ったものは自然には消えません。妊娠中は体調を優先して処置を見送り、原則として出産後にご案内しています。授乳中は使用する局所麻酔がごく少量のため施術は可能ですが、体調や授乳の状況をカウンセリングでお聞きしたうえで判断します。

男性の脇イボ:気づくのは「筋トレ」と「汗」

脇のイボは女性の悩みと思われがちですが、当院の脇の症例写真にも20代男性がいるように、男性の相談も少なくありません。男性は脇の毛を剃らない方が多いため、気づくきっかけが「ジムで鏡を見たとき」「汗でシャツがこすれて痛かったとき」「子どもに指摘されたとき」になりがちです。最近は脇の毛を剃る・脱毛する男性も増えており、顔の髭剃りと同じようにカミソリで引っかけて出血し、そこから大きくなるパターンも増えています。処置の方法や料金は男女で変わりません。

脇のイボを「自分でちぎる・縛る・薬で取る」と何が起きるか

脇のイボを自分でちぎる・糸で縛る・市販薬・引っかくのは避ける(図解)
ハサミで切る・糸で縛る・市販のイボ薬を塗る・引っかいて取る、はいずれもおすすめできません

アクロコルドンは良性で、しかも小さいので「自分で取ってしまおう」と考える方が多いのですが、当院では次の理由からお勧めしていません。

① ちぎる・ハサミで切る

小さなイボでも根元には毛細血管が通っていて、思ったより出血し、止まりにくいことがあります。消毒していない指や爪で傷をつけると細菌が入り、赤く腫れる・膿む(蜂窩織炎や毛嚢炎)原因になります。脇は常に湿っていて細菌が増えやすく、家庭用のハサミや爪切りは見た目がきれいでも消毒されていません。さらに根元が残るため同じ場所に再発しやすく、治った跡が盛り上がったり(肥厚性瘢痕)、黒ずんだりすることがあります。

② 糸・髪の毛で根元を縛る

根元を縛って血流を止め、壊死させて落とす方法がネット上で紹介されています。しかし壊死の過程で強い炎症が起こり、周囲の皮膚まで黒ずむ・ただれることがあります。縛ったまま忘れて感染するケースもあります。脇は腕を動かすたびに糸が引っぱられ、根元の周りの健康な皮膚まで切れ込みが入ってしまうことも多い場所です。

③ 市販のイボ取り薬(サリチル酸・ヨクイニン)

サリチル酸を含む市販のイボ取り薬は角質を溶かす薬で、本来は足裏や手の硬いウイルス性イボ用です。首・脇のような皮膚の薄い場所には使わないよう添付文書でも注意されており、健康な皮膚まで溶けてただれ、色素沈着の原因になります。ヨクイニン(ハトムギ)はウイルス性イボへの補助的な効果が報告されているもので、アクロコルドンには効果が期待できません。

④ 「脇イボ用」の除去クリーム・オイル

アクロコルドンは皮膚そのものが突出したものなので、塗って消えることはありません。「小さくなった気がする」のは乾燥して縮んで見えているだけで、保湿すれば元に戻ります。

よくある誤解:「取ると増える」「触ると広がる」

「イボは取ると周りに増える」と心配される方がいますが、アクロコルドンはうつりませんので、処置で増えることはありません。取ったあとに別の場所に出てくるのは、同じ体質と摩擦で新しいものが育ったためです。「触ると広がる」のはウイルス性イボ(尋常性疣贅)の話で、脇の柔らかいイボには当てはまりません。

院長 大西雅樹院長大西雅樹Doctor’s Point自分でちぎった跡が黒く残ってから来られる方が本当に多いです。イボを取ること自体は5分で済みますが、自己処置でできた色素沈着や盛り上がりを消す方が、時間も費用もかかります。 「これくらいなら」と手を出す前に、一度ご相談いただければと思います。

皮膚科と美容クリニック、脇のイボはどこで取る?

脇の下のイボを医師が拡大鏡で診察する様子
脇のイボは見た目が似ていても種類が違うことがあるため、まず医師の診察で見極めます(写真はイメージ)
皮膚科(保険診療)美容クリニック(自費診療)
主な方法液体窒素(凍結療法)、ハサミ切除電気メス、炭酸ガスレーザー、くり抜き・切除
保険適用ウイルス性イボは保険適用。アクロコルドンは「整容目的」として自費扱いになることが多い原則すべて自費
1回で取れる?液体窒素は数回通院が必要なことが多い(1〜2週ごと)多くは1回で除去
跡・色素沈着液体窒素は色素沈着が残りやすい(特に脇・首などの薄い皮膚)方法によるが、電気メス・レーザーは深さを調整でき跡が目立ちにくい
複数個のまとめ取り1回あたりの個数に制限があることが多い個数・範囲ごとの料金設定でまとめて除去しやすい

アクロコルドンの治療は「健康上の問題がない良性のできものを見た目の理由で取る」ため、多くの場合、保険の対象になりません(皮膚科によっては保険でハサミ切除を行うこともあります。詳しくは「ほくろ除去は保険が使える?」も参考にしてください)。

皮膚科の液体窒素は確実な方法ですが、脇のように皮膚が薄く摩擦の多い場所では凍結後の水ぶくれや色素沈着が目立ちやすく、何回も通う必要があるのが難点です。数が多い・跡を残したくない・一度で終えたいという方は、美容クリニックの電気メスやレーザーが向いています。

除去方法の比較:1回で終わるか・跡・麻酔・向く大きさ

脇のイボに使われる主な方法を、一般的な特徴で比べると次のようになります。どの方法にも向き不向きがあり、イボの大きさ・数・種類で選びます。

方法回数の目安麻酔跡の傾向向く大きさ・状況
電気メス(高周波・MEK)多くは1回局所麻酔深さを調整でき、浅く処理すれば目立ちにくい1〜8mm程度。数が多い脇のアクロコルドン
炭酸ガス(CO2)レーザー多くは1回局所麻酔電気メスと同様に浅く処理できる小〜中くらいの突起したもの
液体窒素(凍結療法)数回(1〜2週ごと)基本なし水ぶくれ・色素沈着が出やすいウイルス性イボ。保険診療
ハサミ切除1回なし〜局所麻酔根元が残ると再発。出血しやすい根元が細くぶら下がった小さいもの
くり抜き法1回局所麻酔根を取り切れるため再発が少ない根元がしっかりしたもの。電気メスと併用
切開縫合(切開法)1回局所麻酔線状の傷になるが再発の可能性はほぼない大きいもの、ウイルス性、深いもの

当院は電気メス(MEK)とくり抜き法を組み合わせ、大きいもの・ウイルス性には切開法を使います。「1回で終わる」「深さを調整して跡を抑える」「多数をまとめて取れる」の3点が、摩擦の多い脇に向いていると考えているためです。

当院の脇イボ除去「MEK&くり抜き法」と料金

当院では、ほくろ・イボの除去に電気メス(MEK)とくり抜き法を組み合わせた方法を採用しています。局所麻酔のあと、高周波の電気メスでイボを根元から蒸散させ、必要に応じて小さな円筒状のメスで根を取り切ります。

  • 施術時間はおよそ5分(1個あたり。数が多い場合も1回の来院でまとめて除去できます)
  • 局所麻酔を使うため、施術中の痛みはほとんどありません。 麻酔の注射がチクッとする程度です
  • 根元まで処理するので再発が少なく、深さを調整するため跡が目立ちにくい方法です
  • ウイルス性イボや大きいものは切開法(切除して縫合)を選ぶこともあります
  • 大きさや深さによっては、電気メスの処置が2回程度かかることもあります。1回で取り切れるかどうかは診察でお伝えします

料金表(1個あたり・サイズ別)

大きさ料金
1mm以下5,500円
3mm以下11,000円
5mm以下17,000円
8mm以下28,000円

複数個をまとめて取る場合(3mm以下)

個数料金
3個22,000円
5個30,000円
10個55,000円
顔または首全体(個数無制限)99,000円

※脇の下のアクロコルドンは1〜3mmのものが多く、複数個まとめての除去が一般的です。切開法は1mmあたり10,000円、術後のアフターケアセット(軟膏・テープ)は2,000円です。料金・内容は変更になることがあるため、最新はメニューページでご確認ください。

費用の考え方:総額はどう決まるか

脇のイボの費用は「個数×大きさ」でほぼ決まります。カウンセリングで一つずつ大きさを測り、1個ずつの料金とセット料金のどちらが安くなるかを比べてご提示します。たとえば3mm以下が左右で合わせて5個なら、1個ずつ(11,000円×5)よりも5個セット30,000円の方が安くなります。3mmを超えるものが混ざっている場合は、そのイボだけサイズ別料金になります。

追加費用になりやすいのは、アフターケアセット(軟膏・テープ 2,000円)と、大きいもの・ウイルス性で切開法を選んだ場合(1mmあたり10,000円)です。これらは診察の時点で分かるので、施術前に総額をお伝えします。

脇のイボ除去の症例

施術の流れとダウンタイム

脇のイボ除去後に保護テープを貼るアフターケア
除去後は保護テープで傷を守ります。摩擦の多い脇は、貼り替えの習慣が跡の残りにくさを左右します

当日の流れ

  1. 受付・カウンセリング・診察: 個室で、イボの種類(アクロコルドンか、ウイルス性か)と数・大きさを拡大鏡で一つずつ確認し、方法と料金、考えられるリスクをご説明します。ここで総額が決まります
  2. 洗浄: 制汗剤やボディクリームが残っていると処置の妨げになるため、脇を洗い流します。当日は制汗剤を塗らずにご来院いただくと手早く済みます
  3. 撮影: 経過を比べられるよう、施術前の状態を写真で記録します
  4. 消毒・局所麻酔: 患部を消毒し、極細の針で麻酔をします。この注射がいちばん「痛い」瞬間ですが、1か所あたり数秒で終わります。数が多い場合も、まとめて麻酔してから処置に移ります
  5. 除去(1個あたり約5分): 電気メスで根元から処理し、必要に応じてくり抜きで根を取り切ります。出血はほとんどありません
  6. 保護・終了: 感染予防の軟膏を塗り、保護シールやテープで覆います。脇はテープがはがれやすい場所なので、貼り方と交換のしかたをお伝えします。当日から入浴(シャワー)可能です

カウンセリングから処置まで同日に行えるため、お時間に余裕を持ってご来院ください。

術後1か月の過ごし方(日ごとの目安)

時期患部の状態制汗剤・保湿剃毛・脱毛運動・入浴
当日麻酔が切れるとヒリヒリすることがある。テープで保護患部に制汗剤は使わないしない運動・サウナは避ける。シャワーは可
翌日〜3日目薄いかさぶたができ始める。赤みありテープを清潔に交換。周囲のみ保湿しない軽い運動は様子を見て。長湯は避ける
4〜7日目かさぶたが固まり、端からはがれ始める患部を避けて使用可。無理にはがさない患部を避けて剃れるが、引っかけないよう注意通常の運動・入浴へ
8〜14日目かさぶたが取れ、ピンク色の新しい皮膚制汗剤は患部も含めて再開可。刺激があればやめる剃毛可。脱毛の照射はまだ待つ制限なし
15〜30日目赤みが少しずつ薄れる保湿を続ける医療脱毛・サロン脱毛の照射は2週間以上空けてから制限なし
1〜3か月薄い色味→肌色に近づく保湿と摩擦回避で色素沈着を防ぐ通常どおり制限なし

※経過には個人差があります。かさぶたが1週間を過ぎてもじゅくじゅくしている、赤く腫れて痛む、膿が出るときは、自分で判断せずご連絡ください。

脇ならではの術後の注意

  • 制汗剤・デオドラント: かさぶたが取れるまで(1週間前後)は患部を避けて使ってください。スプレー式は患部に直接当たりやすいので、周囲だけに塗れるロールオンやシートタイプが扱いやすいです
  • カミソリでの自己処理: 同じく1週間は患部を避けます。かさぶたをカミソリで引っかけると跡が残る原因になります。かさぶたが取れた直後の皮膚も薄いので、再開後も数日は軽い力で
  • 医療脱毛・サロン脱毛: 除去後2週間以上空けてから再開してください。逆に、脱毛の予約がある場合は照射の2週間以上前に除去するとスケジュールが組みやすくなります。脱毛中の方は、施術の予約と照射日の間隔を事前にご相談ください
  • きつい下着・摩擦: 治るまではゆったりした服装がお勧めです
  • 運動・サウナ: 当日は避け、翌日からは様子を見ながら再開できます。大量に汗をかくとテープがはがれ、かさぶたがふやけて取れやすくなるため、かさぶたが固まる3〜4日目までは激しい運動を控えると安心です

詳しい経過は「ほくろ除去のダウンタイムはどれくらい?」でも解説しています。

跡は残る?再発する?

跡について

脇の下は衣類に隠れるため、跡を気にされる方は顔ほど多くありませんが、「黒ずみ」として残るのは避けたいところです。アクロコルドンは皮膚の浅い層から突出しているものなので、根元だけを浅く処理すれば、跡は時間とともにほぼ分からなくなります。 跡が残りやすいのは、次のようなケースです。

  • 自己処置(ちぎる・縛る)で炎症を起こしたあとに除去した
  • かさぶたを無理にはがした、カミソリで引っかけた
  • 治りきる前に脱毛の照射や強い摩擦を受けた
  • もともと傷が盛り上がりやすい体質(ケロイド体質)

跡の経過3段階と、色素沈着を防ぐケア

取った跡は、おおむね次の3段階で落ち着いていきます。

  1. かさぶたの時期(〜1週間): 処置した場所が薄いかさぶたで覆われます。この時期の仕事は「はがさない・濡らしたままにしない・こすらない」の3つです。テープを清潔に保ち、はがれたら貼り直します
  2. 赤み・ピンク色の時期(1週間〜1か月): かさぶたが取れると、新しい皮膚がピンク色に見えます。もっとも色素沈着を起こしやすい時期で、ここで摩擦・紫外線・制汗剤の刺激が重なると茶色く残りやすくなります。保湿を続け、脇を直射日光にさらす服装やレジャーは控えます
  3. 薄い色味の時期(1〜3か月): 赤みが引き、周囲の肌色に近づいていきます。色素沈着が出てしまった場合も、この時期の保湿と摩擦回避で薄くなっていくことが多いです。3か月を過ぎても茶色が濃い、盛り上がっているときは診察でご相談ください

色素沈着を防ぐケアの基本は、保湿・摩擦回避・紫外線回避の3点です。特別な薬は必要ありませんが、乾燥するとかさぶたが割れて出血し、治りが遅くなります。脇は見えないからと保湿を忘れがちな場所なので、お風呂上がりに周囲も含めて軟膏や保湿剤を塗る習慣をつけてください。

再発について

根元まで処理すれば同じイボが再発することはまれです。ただし、アクロコルドンは体質と摩擦で「新しいもの」ができやすいため、数年後に別の場所に出てくることはあります。「増えてきたらまとめて取る」というペースで通われる方が多いです。新しいものを増やしにくくするには、きつい下着を避ける、カミソリで引っかけない、汗をかいたら拭いて蒸れを減らすなど、摩擦と湿りを減らす工夫が役立ちます。

取ったほうがよいサインと、急いで受診すべきサイン

アクロコルドンは放置しても害がないため、「取るかどうか」はご自身の気持ちで決めていただいて構いません。ただ、次のような状況では早めに取る方が結果的に楽です。

  • 服や下着にこすれて痛い・出血することがある: 繰り返し傷がつくと大きくなり、跡も残りやすくなります
  • 剃毛や脱毛の妨げになっている: 照射を避けられる、保護テープを貼られるなど、脱毛の仕上がりに影響します
  • 数が増えてきた: 小さいうちに取る方が1個あたりの料金が安く、跡も小さく済みます
  • 大きくなってぶら下がってきた: 懸垂性線維腫になるとねじれて痛むことがあり、取る際に切開法が必要になることもあります

一方、次のサインがあるときは「様子を見る」のではなく、できるだけ早く診察を受けてください。

  • 急に黒く変色した・紫色になった: ねじれて血流が止まっている(壊死)か、まれに別のできものの可能性があります
  • 急に大きくなった・硬くなった: アクロコルドンは急激には大きくなりません。別の病気を除外する必要があります
  • 赤く腫れて痛む・膿が出る: 毛嚢炎や感染を起こしている可能性があり、取る前に炎症を治める必要があります
  • 出血が止まらない: ちぎれた・引っかけたあとに出血が続くときは、押さえながら受診してください
  • 表面がざらざらして硬く、短期間で数が増えた: ウイルス性イボの可能性があり、取り方と再発の考え方が異なります

カウンセリングで確認しておきたい質問リスト

限られた時間でも、次の点を確認しておくと「聞き忘れた」が防げます。当院でも診察の中でご説明していますが、気になるものはメモしてご来院ください。

  • 自分のイボはアクロコルドンか、ウイルス性か、別の種類が混ざっていないか
  • 1個ずつの料金とセット料金のどちらが安くなるか。3mmを超えるものはいくつあるか
  • 1回で取り切れそうか、2回目が必要になる可能性があるか
  • 今日のうちに取れるか、取るなら何時ごろ終わるか
  • 術後のテープの交換方法と期間、アフターケアセットは必要か
  • 制汗剤・剃毛・脱毛をいつから再開できるか(脱毛の予約がある人は日付を伝える)
  • 跡の経過でどの状態なら連絡すべきか
  • 妊娠・授乳中、服用中の薬、ケロイド体質、金属アレルギーなど、伝えておくべき持病・体質はないか

よくある質問

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脇の下のイボは放置しても大丈夫ですか?

a

アクロコルドンであれば健康上の害はなく、放置しても構いません。ただし自然に消えることはなく、摩擦で少しずつ大きく・多くなる傾向があります。急に大きくなる、黒くなる、出血する、硬くてざらざらしている場合はウイルス性や別の病気の可能性もあるため受診してください。

q

脇のイボ取りは痛いですか?

a

局所麻酔をするため、施術中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射がチクッとする程度で、数秒で終わります。術後にヒリヒリすることはありますが、痛み止めが必要になることはまれです。

q

何個まで一度に取れますか?

a

制限はありません。脇の下は左右で10〜20個以上ある方も多く、1回の来院でまとめて除去できます。3mm以下は3個・5個・10個のセット料金があります。個数が多い分だけ麻酔と処置の時間は延びますので、時間に余裕を持ってご来院ください。

q

脇のイボはうつりますか?家族にうつしてしまいませんか?

a

アクロコルドン(スキンタッグ)はうつりません。ただし、表面がざらざらした硬いウイルス性イボ(尋常性疣贅)はうつるため、見分けがつかない場合は診察を受けてください。

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脱毛を予定していますが、先にイボを取るべきですか?

a

先に取っておくことをお勧めします。イボがあると照射を避ける・保護テープを貼るなど、脱毛の仕上がりに影響することがあります。除去後2週間以上空けてから照射を受けてください。

q

妊娠中・授乳中でも取れますか?

a

妊娠中は体調を優先し、原則として出産後にご案内しています。授乳中は局所麻酔の量がごく少量のため施術可能ですが、カウンセリングで状況をお聞きしたうえで判断します。

q

保険は使えますか?

a

当院は自費診療のため保険は使えません。皮膚科ではウイルス性イボは保険で液体窒素治療を受けられますが、アクロコルドンは整容目的として自費扱いになることが多いです。

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当日に取ってもらえますか?

a

診察で種類と数を確認したうえで、当日に除去することが可能です。お時間に余裕を持ってご来院ください。

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脇のイボが急に黒くなりました。危険ですか?

a

根元が細いイボがねじれて血流が止まると、黒や紫に変色して痛むことがあります。多くは良性のまま壊死して落ちますが、周囲の炎症や色素沈着を残しやすいため、自分で引っぱらず早めに受診してください。黒く平たいもの、短期間で大きくなるものは別のできものを除外する必要があります。

q

脇の「取り放題」はありますか?

a

現在、範囲での取り放題は「顔または首全体 99,000円」のみで、脇は3mm以下の3個・5個・10個のセット料金でご案内しています。脇のアクロコルドンは3mm以下が大半なので、ほとんどの方はセット料金で収まります。10個を超える場合の組み合わせはカウンセリングでご提示します。

q

何歳から取れますか?写真は撮られますか?

a

年齢の下限は設けていませんが、未成年の方は保護者の同意書が必要です。施術前には経過を比べるために患部の写真を撮影します。記録用のもので、ご本人の同意なく症例として公開することはありません。

q

取ったあと、脇の汗やにおいは変わりますか?ワキガ治療と一緒にできますか?

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イボの除去は皮膚の突起を取るだけで汗腺には触れないため、汗の量やにおいは変わりません。ワキガ・多汗症治療は別のメニューになり、同じ日に受けられるかはイボの数や治療内容によりますので、両方ご希望の場合はカウンセリングでまとめてご相談ください。

脇のイボ除去でクリニックを選ぶときの3つのポイント

  • 種類を見分けて説明してくれるか: アクロコルドンとウイルス性では取り方も再発の考え方も違います。拡大鏡で一つひとつ確認するクリニックを選びましょう
  • 跡を残さない深さの調整ができるか: 脇は皮膚が薄い部位です。電気メス・レーザーの出力と深さを部位ごとに調整できる経験があるかどうかで、仕上がりが変わります
  • 複数個の料金が明確か: 脇のイボは多発しやすいので、個数・範囲の料金設定があらかじめ示されているクリニックが安心です

当院のほくろ・イボ除去は、開院以来すべて院長が担当しています。カウンセリングで種類と方法、費用を確認したうえで、ご希望があれば当日に除去まで行えます。

院長 大西雅樹院長大西雅樹Doctor’s Point脇は「見えないから気にしていなかった」と言いながら、実は服にこすれて何年も痛かった、という方が多い場所です。処置そのものは短時間で終わりますが、脇は汗・剃毛・脱毛が重なる部位なので、術後の過ごし方だけは首や顔より少し丁寧にお伝えしています。脱毛の予定がある方は、その日程も一緒に教えてください。

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まとめ

  • 脇の下の小さなイボの大半はアクロコルドン(スキンタッグ)という良性のできもので、摩擦・汗・加齢・体質が原因。うつらないが、自然には消えない
  • 自分でちぎる・縛る・市販薬を塗るのは危険。 出血・感染・色素沈着・再発の原因になり、取るより跡を消す方が大変になる
  • 皮膚科の液体窒素は複数回の通院と色素沈着が難点。まとめて1回で、跡を目立たせずに取るなら電気メス+くり抜き法
  • 当院は1個5,500円から、3mm以下なら10個55,000円。施術は約5分、かさぶたは1週間前後で取れる
  • 術後は制汗剤・剃毛は1週間、脱毛は2週間以上空ける。保湿・摩擦回避・紫外線回避で色素沈着を防ぐ
  • 急に黒くなった・硬くなった・腫れて痛いときは様子を見ずに受診する
  • 脱毛の前、紫外線の弱い秋〜冬が除去に向いた時期

脇の下のイボが気になっている方は、まずはカウンセリングで種類と数をご確認ください。

監修:ブルームクリニック 院長 大西雅樹/最終更新日:2026年10月27日