ダーマペンのニキビ跡への効果

ブルームクリニック 院長 大西雅樹


2013年 愛知医科大学医学部卒業 津島市民病院
2015年 大手美容外科 新宿ANNEX院院長/新宿院副院長
2018年 大手美容外科宇都宮院院長
2020年 大手美容外科横浜院院長 特別技術指導医歴任
2022年 高須クリニック
2022年 BLOOMCLINIC開業(千葉駅前)

この記事では、ニキビの跡に悩む方々に向けて、ダーマペンという施術方法について詳しく解説します。ダーマペンのメリットやデメリット、注意点について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ダーマペンの基本原理

ダーマペンは、肌の表面に微細な穴を開けるための細い針を使用し、肌細胞を刺激する美容治療法です。これによって、肌の自然治癒力を高め、肌質の改善を促す効果が期待されます。微細な穴が開くことで、皮膚内の線維芽細胞が活性化され、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、肌のハリや弾力が向上します。同時に、肌のターンオーバーが促進され、ニキビやニキビ跡、毛穴の開き、小じわなどの改善が期待されます。

ダーマペンがおすすめな方

ダーマペンは特に以下のような方におすすめです。

  • ニキビ跡が気になる方
  • クレーター状の凸凹がある方
  • 毛穴の開きを改善したい方
  • 小じわやたるみが気になる方
  • 黒ずみが気になる方
  • 妊娠線を薄くしたい方

ダーマペンのメリット

自宅では難しいケアが可能

ダーマペンは微細な針で皮膚に穴を開けながら、美容成分を浸透させる施術です。このようなケアは自宅では難しく、クリニックでの施術が求められます。

美肌効果の期待

ダーマペンは線維芽細胞の活性化を促進し、コラーゲンやエラスチンの生成を助けるため、肌のハリやツヤ、弾力の向上が期待されます。

ダーマペンのデメリット

痛みがある可能性

従来のダーマペンは痛みが強いとされましたが、新しい機種では痛みを軽減して効果を保つことが可能です。

肌のバリア機能低下

施術によって肌が傷つけられるため、一時的に肌のバリア機能が低下します。

金属アレルギーの方の注意

ダーマペンの針は金属でできており、金属アレルギーの人は施術を受けられない可能性があります。

ダウンタイムがある

施術後に赤みや皮剥けなどのダウンタイムがあるため、スケジュールに合わせて計画を立てる必要があります。

ダーマペンの注意点

ダーマペンを検討する際には、以下の注意点に留意することが重要です。

  • ダウンタイムがあるため、スケジュールに余裕を持って施術を受けること。
  • シャワーは当日から可能だが、入浴は翌日からとすること。
  • 施術後12時間はメイクを避けること。
  • 保湿と紫外線対策をしっかり行うこと。

ニキビの跡に悩む人々にとって、ダーマペンは一つの選択肢として考える価値があります。しかし、施術前にクリニックでしっかりとカウンセリングを受け、自身の肌状態やニーズに合った方法を選ぶことが大切です。