注射を行う治療では、内出血が全く出ないと保証することはできませんが、目に見える血管を避けて注射を行いますので、大きな内出血はほとんど発生しません。万が一、出血した場合でも、迅速に十分な時間圧迫止血を行うため、目立つ内出血が残ることは少ないです。

ボトックスは主に表情筋の動きによってできるシワに効果的です。これには、笑ったときに目尻にできるシワや、怒ったときに眉間にできるシワが含まれます。しかし、無表情のときからある深いシワにはボトックスではなく、ヒアルロン酸注射が適しています。ヒアルロン酸はシワを埋めることで効果を発揮します。

いいえ、ボトックスの効果は永遠には続きません。施術後3日で効果が見え始め、大体6ヶ月程度で消えます。そのため、効果を保ち続けるためには、定期的に注射を受ける必要があります。

注射した箇所に一時的に赤みや腫れが出ることがありますが、普通の注射の場合と同じように、これらの症状はすぐに解消されます。治療当日から顔を洗ったりシャワーや入浴をすることは可能ですが、注射した部分へのメイクは避けた方がよいでしょう。

ボトックス注射に伴う痛みは人によって違いますが、針を皮膚に刺す際の小さな痛みは感じることがあります。使用される針は非常に細いため、予防接種や採血で使われる針よりも薄く、それらの一般的な医療処置で痛みをあまり感じない人なら、ボトックスの注射も大きな苦痛ではないと考えられます。

ボトックス注射の主な効果は、表情によって生じるしわの緩和にあります。これらのしわは笑う、怒るなどの表情をするときに現れるもので、「表情じわ」と呼ばれています。ボトックスは表情筋の動きを制限することによって、しわが肌に刻まれるのを防ぎ、既存のしわの見た目を改善するのに効果的です。